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”WHAT IS VINTAGE” ギター・ベース・エフェクターのビンテージって何!?年代別機材の流行と特徴

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みなさんこんにちは! エフェクターフリークスです!
突然ですが、SNSやネットで楽器機材のページをみていると

”○○年製のビンテージ!”

”ビンテージマニアにはたまらない”

”ジャパンビンテージの名機!”

みたいな文言をよく見かけませんか??
当店でも商品説明でよく使うワードなわけですが
ふと疑問に思ったわけですよ。

ギターやベースのビンテージ(ヴィンテージ)の定義ってどこからなん??

当たり前ですが、2年後の2020年には1990年製の楽器は製造から30年たつわけです。
山崎とか響(ウイスキー)だったら30年経つととんでもない価値になる訳で。

これ、90年代の機材でもビンテージと言っても過言でないのでは??

ってことで、先日そんな疑問をツイッターにてアンケートしました。

結果はこちら

アンケートに参加して下さった方の約半数が50年以上経過した機材を”ビンテージ”として捉えられている一方、90年代のものもビンテージとして捉えられている方もいらっしゃいました。


僕はその結果を見てひとりただ満足してたのですが、このツイートが本社の方に運悪く見つかってしまいまして、詳しくブログで紹介して!とミッションがくだりました。

って事で今回のブログテーマは

「ビンテージって何!?年代別機材の流行と特徴」でございます。

まずは簡単に年代ごとに主な機材やメーカー、時代背景をピックアップします。


1950年~60年代以前(50年以上前)の機材の流行と特徴

主要メーカー Fender/Gibson
50年代~60年代はギター/ベース黎明期として海外で多くのメーカーが勃興しました。
ストラト レスポールを始めテレキャスSGジャズマスターES-335など現在でも主流なギターが数多く誕生し、「この時点でギターは完成してしまった」なんて言われることもあります。

この年代の機材には、今では国際条約で輸入出を制限される物を含め、超上質な木材が惜しげなく使われています。

また意外に思われるかもしれませんが、この時期のポットや線材などの周辺パーツは定数や純度など品質的に高い物が多く中古市場で高く取引されています。

音楽業界的には60年代以降、The BeatlesJimi HendrixThe Rolling Stonesなど多くのミュージシャンが今では超高価な当時の現行ギターを使ってブイブイいわせていた古き良き時代です。


1970年代(50年ほど前)の機材の流行と特徴

主要メーカー Aria/Greco/Burny

音楽業界的にはDeep PurpleAero SmithBlack Sabbathなどメタル、ハードロックの全盛期!

日本国内でもバンド文化が浸透し大人気となりました。
この辺から日本国内でもギターの生産が活発になり、爆発的に売れていきました。
ただし版権がゆるゆるだった事もありFenderやGibson、Hefner等のコピーモデルがメインでした。というか当時はコピーモデルじゃないと売れなかったのだと思います。

”あの憧れのレスポールと同じ形のギターがこの価格で!!” みたいなノリですね

FenderやGibsonにロゴごと似せちゃう超グレーゾーンなメーカーも沢山ありました。

また、FenderやGibson製機材にも変化があり、Fenderはボディー材をアルダーからアッシュへ変更。その他ヘッドサイズやジョイント部分などの仕様が変更されました。
Gibsonもマホガニーでメイプルを挟んだいわゆるパンケーキ構造になりどちらも本体が重くなりました。

正直な話、70年代は楽器作りの精度としては国産も海外製も言い方は悪いですが雑な物も多くあります。
特に国産ギターはメーカーやグレードによって木材や加工精度の良し悪しが大きく変ります。

海外メーカーの物でも、70年代から良質な木材が安価で手に入りにくくなりその分人件費を削ったのか、まともにセンターすらとれてなかったり組み込み時からネック角が浅くメーカー直々にシム入れて調整していたり色のオーダーが入るとオーバーラッカーで別カラーの上から重ね塗りしたりしています(どことは言わんが僕の経験談です)

上で紹介した”重量の増加”というポイントも大きく、サウンドはよけれども演奏上のネックになるため中古市場でも70年代の物は若干相場が低いです。

当時からものの当たり外れが多く、商品ラインナップとしてもカオスな時代でした。


1980年代~90年代(40年~30年前)

主要メーカー Ibanez/Fernandes/YAMAHA/Fujigen/Tokai

音楽業界的には日本で空前のバンドブームが起こり80年代のBOOWYTHE BLUE HEARTSXを筆頭に90年に入ると名前を上げきれない程のバンドやミュージシャンが誕生します。

この辺りから国産メーカーが既存の形では無く演奏性が高いモデルを製作し始め人気を博します。

またそれまでは”コピーモデル”だったものが大元メーカーの公認となりました。
FenderJapanが創設されたのもこのころですね。

他にもPRSESPTom Anderson などハイエンドな機材のみを生産するブランドも数多く進出してきます。

機材としても上質な木材が入手しにくくなる中、既存の木材を合板にし密度を高めるなど技術的な進化が目覚ましく、安価なモデルでも加工精度が向上し安定してよい製品が手に入りやすくなりました。

またPUやブリッジなど周辺パーツにも革新があり当時の音楽の流行と同じくして、高出力/ロングサスティーン/アクティブPUなどいわゆる”モダン”な機材が多くなりました。


ビンテージ機材の方が絶対に良いの?

ここまで年代ごとの時代背景を紹介しましたが、皆さん結局気になるのは

”古い機材が絶対に良いの?”

って所やと思います。

個人的な見解ですが、100%そんなことはありません。

もちろん良いビンテージ機材があるとは思います。

倍音の豊かさ、レンジの広さには年数が経過した木材にしか出せない”音”があります。

パーツや外装のキズ、使用感はレリック加工では再現できない”味”があります。

ビンテージ機材には音楽的にも工芸品としても非常に高い価値があるの間違いない事実でしょう。

ただし近年生産されたの機材は加工精度やバリエーションに関して、現代の技術をふんだんに詰め込んだ製品が多く、昔に比べ良いものが入手しやすくなりました。


ビンテージって結局何?

ここまで語ってきた”ビンテージ”ってワードですが、機材に関する”ビンテージ”という言葉の中には年数以外にも

・高級/高額
・キズやサビ等状態から現れる見た目的な味わい
・ローファイで倍音が豊かな”音”
・稀少性(レアリティー)
・コレクト性
・デザイン性

といった意味合いがあると個人的には思っています。

年数だけで言えば30年たったモノはビンテージとして捉えるだけの価値がありますよね?

本体のキズや使用感もビンテージ品としては評価され好まれるだけの価値があります。

伝説的ミュージシャンたちが使っていた、ネームバリューがある当時の機材にはそれにふさわしいだけの価値があり

”ジャパンビンテージ”と称される70~80年代の国産黎明期の機材に関しても、楽器としての精度は決して高いとは言えませんが当時の時代背景を考えると稀少性やコレクト性では非常に価値があります。

なので60年代以前に製造された高額機材を”ビンテージ”
70年代製の珍しい機材を”ビンテージ”
80年代製でプレイヤーコンディションなガンガンに使われた機材を”ビンテージ”
90年代製で30年近く年数のたった機材を”ビンテージ”

と、どの年代をビンテージと捉えてもおかしいことは無いのかなと思います。


これまでの機材の歴史を”ビンテージ”としてさまざまな観点からとらえて見てみると、音の良し悪しや値段に関わらずおもしろい商品と出会えるかもしれません!。
(本部のMさんこんな感じでいかがでしょうか??)

本日はここまで! それでは皆さままたお会いしましょう!

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